Poco a poco

元音楽療法士、現音楽講師の音楽考。

歌がうまくなるひとがやっていること・2

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こんにちは、ボイストレーナーのreinaです。

前回のブログで「歌が上手くなりたいなら、毎日2時間練習しましょう」という話をしました。

 

transparents8.hatenablog.com

 

今回はその続き、「2時間の練習で何をすれば良いのか」について書いていきます。

 

①休憩時間を設定します。

2時間ぶっ通しで練習するのは集中が持ちませんので、

50分やって10分休憩する、という形で、休憩時間を設定するとよいと思います。

 

②前半を「基礎練習」、後半を「楽曲練習」に設定し、内容を決めます。

 

まず、基礎練習の内容から説明します。

私のレッスンの場合、毎月基礎練習課題を3つ出します。

これは月何回レッスンを受けても同じです。

1月通して同じ課題を練習してもらい、進捗の確認と軌道修正をしていきます。

50分で3つの課題なので、1つ15~20分練習する形になります。

 

10分の休憩を挟んで、楽曲の練習に移ります。

楽曲練習も週に3曲ほどを同時進行で仕上げていくペースで練習してみましょう。

こちらも1曲15~20分。1曲につき3~4回通し練習をしただけで、時間は過ぎてしまいます。

曲を聴いてうたえるようになるだけでなく、アーティストや曲の背景を調べたり、楽曲分析をしたりしていると、割と時間が足りません(笑)。

 

練習曲は、他の曲に目移りせず、「この週はこの曲を練習する」と決めた方がうまくなります。

プロ志望の場合の話をすると、週に1曲、ましてや月に1曲仕上げるペースでは遅すぎます。(ピアノを習う一般の生徒でももっとやってます…。)

コンスタントにライブを出来るようになるためにも、月10曲以上仕上げるペースをおすすめしてます。

 

ここまで読んでみて、どうでしょうか?

圧倒的に時間が足りない、と思われたと思います。

2時間、という漠然とした枠を提示されただけでは、「長すぎる」と感じていても、具体的にやることを細分化すると、その理由がわかりやすくなったと思います。

練習する際は、やみくもに練習せず、練習記録をつけたり、自分の声を録音して確認しながら練習することをおすすめします。

 

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