Poco a poco

元音楽療法士、現音楽講師の音楽考。

歌の音程を良くする方法

こんにちは、ボイストレーナーのreinaです。

今日は音程を良くするためのトレーニングをご紹介します。

 

【音の跳躍トレーニング①】

二つの音の高さの隔たりのことを音程といいます。

音程は「〇度」という表現で表します。

同じ音、例えばドとドの関係が1度です。

ドとレの関係は2度、ドとミは3度、というふうに数えていきます。

ここでは基本的な跳躍パターン、3度、5度、8度の練習をご紹介します。

 

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①3度の跳躍パターン

上の譜面の1、2小節目が3度跳躍になります。

A3~C#5の音を目安に、母音「ア」で楽譜通りうたう練習をします。

音は半音ずつステップアップしていきます。

 

②5度の跳躍パターン

上の譜面の3,4小節目が5度跳躍になります。

A3~E5の音を目安に、母音「ア」で楽譜通りうたう練習をします。

音は半音ずつステップアップしていきます。

 

③8度の跳躍パターン

上の譜面の5,6小節目が8度跳躍になります。

A3~A5の音を目安に、母音「ア」で楽譜通りうたう練習をします。

音は半音ずつステップアップしていきます。

 

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↑こちらが練習用動画になります。

3度、5度、8度は和音の基本の音程になるので、これが正確に合わせられるようになると歌がうまく聞こえます。

 

練習のポイントは

1 大きな声でうたわない

大きな声でうたうと、のどが硬くなりやすく音程がとりにくくなります。

はじめは音程を合わせられるくらい小さな声で練習しましょう。

音程を正確に合わせられたら徐々に声量を上げていきます。

 

2 声は「息半分、声半分」のイメージでうたう

声帯を柔らかく使うために、「息半分、声半分」のイメージでうたいます。

このことについては、また別の記事で書きたいと思います。

 

3 地声で頑張りすぎない

大きな声を出さないと出ない地声の高音は裏声でうたいましょう。

無理やり地声で張り上げてうたおうとすると喉が硬くなり、余計に音程が合わなくなります。

 

のどをやわらかく保ちながら軽くうたう練習をしてみてください♪

 

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