Poco a poco

元音楽療法士、現音楽講師の音楽考。

歌のリズム感を良くする方法

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皆様、こんにちは。

ボイストレーナーのreinaです。

今回は、ボーカリストの苦手分野、リズムのトレーニングをご紹介します。

ボーカリストはリズムが苦手、という人が多いです。

特にバラードが得意な人は、声の響きを重視し過ぎて遅れる…ということが多い気がします。

あと、癖で声の立ち上がりが遅い人は、リズムも遅れて聞こえます。

 

「ボーカルのリズムトレーニングはラップに尽きる」と常々考えている私ですが、今回は簡単なトレーニングをご紹介したいと思います。

 

【ラップトレーニング】

①練習曲の表拍で手拍子をしながらラップでうたう

表拍とは「1.2.3.4」でカウントする所のことです。曲のテンポに表拍の手拍子を正確に合わせ、歌詞をラップでうたいます。音程はつける必要はありません。

 

②表拍の言葉にアクセントをつけてラップでうたう

表拍手拍子は続けたまま、手拍子と同時に発音する言葉にアクセントをつけてラップでうたいます。

 

「糸」を例に説明すると、

「た(あ)あ(てのい)と(は)あ(なた)あ よ(お)お(このい)と(は)わ(たし)い」

 

()以外の言葉の所で手拍子をしながら、言葉にアクセントをつけてうたいます。

 

③裏拍の言葉にアクセントをつけてラップでうたう

裏拍とは「1&2&3&4&」とカウントした時の「&」の所です。

表拍手拍子をしたまま、裏拍の言葉にアクセントをつけてラップでうたいます。

 

「糸」を例に説明すると、

「(た)あ(あて)の(いと)は(あ)な(た)  

(よ)お(おこ)の(いと)は(わ)た(し)」

()以外の言葉にアクセントをつけてラップでうたいます。

 

④表拍と裏拍を感じながらうたう

①〜③が1曲、止まらず出来るようになったら、表拍と裏拍を感じながらうたう練習をします。

 

歌のリズムが合わない原因として、メロディの表拍と裏拍の音を把握していないことが挙げられます。

ここを曲とピッタリ合わせられると、リズム感が良く聞こえます。

ぜひ、ご自身の練習曲で試してみてくださいね。

 

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