Poco a poco

元音楽療法士、現音楽講師の音楽考。

皆高音を出したがるけど、低音の響きも大事だよ、という話。

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こんにちは、ボイストレーナーのreinaです。

ボイトレ業界の今の雰囲気として、高音出せてなんぼ、高音出る=リスペクト、みたいな流れがあるのですが、意外と低音が出なくて悩んでいる女子は多いです。

サビは楽にうたえるけど、Aメロ全然音出ない。空気…?みたいな感じ。

低音のメロディがあるから、サビが映えるのですが、そもそも音になってない。

 

私自身、ジャズボーカルもかじっているのですが、

ジャズはいかに低音を響かせられるか、が大事だったりしました。

先生からは、「キーをもっと下げましょう」ばかり言われていました。

 


Top of the world/Carpentersピアノ弾き語り

 懐かしのTop of the world。譜面を見つけたので、弾き語りしてみました。

これ、中学の教科書に載ってた記憶があるのですが、今は載ってないのかな?

小学生はおろか、中高生でも今の女子はうたえない子の方が多い気がします。

 

原因としては、高音ばかり出す歌い方に慣れてしまっていること。

低音の出し方がわからない。低音の練習をしたことがない。低音の曲をうたわない。

など、いろいろ考えられます。

そこで、今回は低音の基礎練習をご紹介したいと思います。

 

《低音開発トレーニング》

①C4音をロングトーンで「アー」と伸ばす。

②半音ずつ下げてロングトーンでうたう練習をする。

 

練習はこれだけ。下手に2音とかで音を動かさない方が良いです。

低音が空気になる方へ、いくつかコツがあります。

1 ハミングで喉を下げる意識でロングトーンを行ってみる。

2 下あごはひかずに、ニュートラルなポジション。

3 空気のボールを口から飲み込むように口の中を広く保ち、胸に息をあてる。

4 声は身体の前に落とさず、身体の中心に入れるようにうたう。

 

ほかにもポイントはいろいろありますが、とりあえずこんな所を意識して練習してみると良いと思います。

ちなみに、高音練習ばかりしていると、どんどん低音は出なくなりますので、バランスよく練習することをおすすめします。

 

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